国際ボランティア活動
 異文化体験で心の視野を広げる!
 2月6日(金)日中訪米青年団は、国際青年交流に先立ち、オアフ島の西方エバ地区にあるBGCH(ボーイズ&ガールズ・クラブ・オブ・ハワイ)を訪問し、国際ボランティア活動に従事して来ました。BGCHは青少年に質の高い教育をすることを目的とし、ハワイ各地で2万人の青少年を受け入れて、様々な活動を展開している民間団体の1つです。ハワイは世界を代表する有名な観光地であり、多民族・多文化の交錯する所として、知られています。しかし、内実、ハワイに在住している人は外国の文化に触れる機会も少ないのが現実です。「そんなハワイに在住する青少年のために、国際相互理解教育の一環として日本と中国の文化を紹介し、子ども達の将来につながる夢と希望を与えて欲しい」とのBGCHの願いを受け、JASHハワイ日米協会の支援と協力を得て、今回のプロジェクトが実現しました。当日はBGCHに隣接するジェームズ・キャンプベル・ハイスクールに通う一年生約20名が参加。普段は放課後、BGCHでフラダンスを学んでいますが、この日は学校側の特別な配慮で、朝から交流会に臨んでくれることになりました。初めての異文化体験をするハワイの青少年たちが、先入観も無く明るく楽しく交流し合う姿にJASHホーキンス会長は、「このような活動がこれからの平和な社会を築いていく上で大切です」と相互理解教育の大切さを語り、今回の日中訪米青年団によるボランティア活動の成功を祝ってくれました。
▲日本の伝統行事と共に、折り鶴を紹介する石神彩(左)と河村美貴さん(右)(写真左)
▲中国の伝統文化の紹介と共に、水墨画の描き方を披露する胡暁(左)と孫奕(右)さん(写真左)
▲ハワイの青年たちは、フラダンスを紹介。お互いに教えたり学んだりする姿は、国境を越えた師弟愛のようであり、微笑ましいものでした。
▲BGCH側も感謝の気持ちで昼食を用意して下さり、参加者全員が一緒にいただき、友好の絆を一層深め合うことができました。
 この繋がりを宝物として
▲交流会会場に集まった関係者の方々
 ホーキンスJASH会長…左から2人目
 ステファニ・キャンプベル高校副校長…右から3人目
 リベロBGCH責任者……右端
 BGCHを代表して、ハワイの子ども達のために国際文化体験のボランティア活動をしていただき、心から感謝いたします。活動はとても充実しており、日本や中国の青年たちの友情と思いやりに溢れた行動は印象的でした。子ども達は、学校へ戻って早速友達に体験したことを話していました。とても楽しく意義深いひと時を過ごすことが出来たのだと思います。このように自分の体を使って体験できる文化交流は、子ども達にとって初めてのことでしたが、とても大切なことだと改めて実感しました。ICFAをはじめ日本や中国の 皆さんと一緒に活動が出来たことを誇りに思い、この繋がりを宝物として、心の中に大切にしまっておきます。今度は私のほうから日本や中国に行き、皆さんに会えることを祈っています。このような素晴らしい活動を開催していただき、誠にありがとうございました。 フランシス・リベロ(BGCH責任者)



掲載:2009/4/6

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