ジェイムス大学院大学・ハワイ大学

 ハワイ国際青年交流は昨年に引き続き、今回で2回目の実施となりました。ハワイ側の大学の積極的な協力も得られ、昨年以上の有意義な交流となりました。参加者の感想の一部を紹介したいと思います。

 日本文化に誇りを  前川 こずゑさん
 私はジェイムス大学院大学で行われるワークショップに備えるため、日本の国について改めて勉強しました。どのように日本を紹介したら良いのか考えました。これは相手の視点を知る勉強にもなり、自分の国が世界に誇れる文化を持つ国だと改めて知る機会にもなりました。その結果、自分自身がとても日本人らしい感覚を持っていること、日本文化にとても誇りを持っている自分自身に改めて気付きました。

 自国の文化を知る  亀井 元さん
 私はジェイムス大学の国際ディスカッションで、日本文化として年賀状について紹介しました。年賀状は日本人にとってごく当たり前の習慣ですが、今回の交流会まで、その意味やルーツについて何一つ知らず、身近な日本の文化も知らないことに改めて気がつきました。今回の青年交流会で異文化の中で、日本の文化を紹介することは、自国の文化を知るとても よい機会になりました。そして、外国の方と交流を深めるためには相手の国の文化を知ると同時に日本の文化ももっと勉強 していくことが大切だと肌で感 じました。グローバル化する社会の共存に少しでも貢献できるよう、これからもいろいろな体験をしていきたいと思います。

 心の絆として鶴を  中山 小百合さん
 私はハワイ大学で抹茶の点て方や飲み方を教えてあげました。ほとんどの人が初めての体験で、難しそうに点てていましたが、それでも自分のお茶に満足している様子でした。又折紙では日本とアメリカの絆の証として、二羽の鶴がつながった折鶴の折り方を教えてあげました。この交流で精一杯理解しよ うと思う気持ちに、平和と幸福が結び付いてくることに気づきました。

▲ハワイ大学での交流の1コマ
 自然に笑顔が出て  岡 政利さん
 国際青年交流では、一人一人が事前に準備をしていた問題を出し合い、お互いの国の文化を学び合う意義のある楽しい時間となりました。ハワイの学生たちの日本語が上手なこともあり、相手を理解しようとする積極的な気持ちや開放的で様々な人々を受け入れる広い心には驚 きました。又ハワイ大学では日本文化の紹介で抹茶を点てる体験をすることによってお互いの気持ちが通じ合い、自然に終始笑顔で自分が外国の人と打ち解けていることに気づき、改めて国際交流の素晴らしさを実感しました。





▲ジェイムス大学院大学で、お互いの文化の紹介をする交流風景(1月12日)
▲ハワイ大学日本語学部で、茶道と折紙の交流風景(1月12日午後)

 ICFAを再び招待できましたこと、心から嬉しく思います。この度の交流は、ジェイムスが35年間継続してきた「体験と文化と人をつなぐ」スローガンが活かされるものでありました。日本経営学修士の学生たちもICFAのメンバーと共に、ゲームやディスカッションを通 して交流が出来たことを、非常に楽しんでくれました。今回のプログラムは組み立て方も良 く、柔軟性にも富んでいましたので、ジェイムスの学生たちもリラックスした雰囲気の中で、日本の青年の人たちと日本語で話が出来ました。お互い活発な意見の交換をしながら、参加者たちはそれぞれの言葉や文化、国の違いを越えて多くの共通点を見い出すことが出来ました。この青年交流の成功は参加者たちの交流への熱意と、ICFA側の周到な準備のお陰であります。またICFAの皆様と交流が出来ることを楽しみにしてい ます。  ジェイムズ大学院大学・教育担当理事ドリーH.フジモリ

ICFAとの交流会は、これまで私が参加した様々な交流の中で、最も尊いものでした。 他の交流会では全部で20人位のもので非公式なものでした。私は個人的には小さい規模のイベントの方が好きです。何故かというと人前でスピーチをするのが怖いからで す。でも今度のICFAのイベントは、スタッフも運営も良かったです。フレンドリーな環境の中で出来たので、私は気持ち良く出来ました。参加者全員がお互い十分な交流 が出来たと感じました。いつもはこのようにうまくいきません。大きな交流会では小さなグループを作ってしまい、40人いても結局5人だけの交流になってしまいます。私自身今回の交流内容と演出は良かったと思っています。とても勉強になりました。有難うございました。   ハワイ大学JCC日本文化クラブ会長  ベンジャミン・バングスバーグ



掲載:2007/3/21

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