"I Love Japan" 目標に向かって努力する国『日本』

 さて今回は、ドイツ出身のシュミット・ファビアンさんにインタビューを
させていただきました。一番の理解者でもある兄に読ませてもらった
日本の漫画がきっかけで、日本に興味を持つようになりました。
そんなシュミットさんは、旅行でよくお寺巡りをするそうです。
静かで独特な建築模様、言葉では言い表すことのできない雰囲気が
大好きだそうです。そんなシュミットさんが日本の生活で感じた
エピソードをご紹介します。
● シュミット・ファビアン さん ●
 ドイツ・ヴッパータール出身
 2011年10月に来日。
 現在は岡山大学剣道部にも所属し部活と
 研究を両立し、留学生活を楽しんでいる。
Q:来日した理由は?
 私はドイツのボトム大学で日本の歴史を学んでいます。日本の歴史を調べる為には日本語で
書かれた本を読まなければなりません。ですから日本語を勉強する為に留学しました。
あと、子どもの頃からの夢が、日本語をペラペラに喋れるようになることでした。
私には兄がいますが、兄も日本語を勉強しているので、お互いに日本語で会話が出来るように
なりたかったこともあります。

Q:留学する時に震災の影響はなかったんですか?
 去年の4月に日本への留学を決めました。本当は福島県に行きたかったのですが、
3月に震災が起こりました。大学の先生に福島は原発の問題があるので、留学はやめた方がいい
と言われました。それから大学の先生や日本にいるドイツ人などみんなに相談しました。
みんなの話を聞いて、岡山なら福島から距離があるので大丈夫だと判断しました。
私はどんなことがあっても日本で勉強したいという気持ちが強くありました。
両親は一番心配しましたが、最後は父親が「もう大人だから自分で決めたなら、そうしなさい」
と後押ししてくれました。

Q:ドイツにいる頃から剣道をされているそうですが?
 私と兄は高校生の頃、毎日喧嘩ばかりしていました。ある日、どうしたら喧嘩をしなくなるのか
兄と話し合いました。何かスポーツでも始めようということになり、日本に興味もあったので
剣道の見学に行きました。 見学のつもりが、いきなり竹刀を持たされ、帰り際には先生から
「また来週」と言われました。これが毎回続いて、気がつけば剣道を続けるようになっていました。
自分で決めたと言うより勝手に決められていました (笑)。毎日くたくたになるまで練習するので、
喧嘩をすることもなくなり、忍耐力もついたように思います。

Q:日本の生活で感じていることは?
 日本には上下関係がありますが、とても良いことだと思います。そしてお年寄りを大切にすること。
電車に乗 った時に、お年寄りを優先するシートがあることに驚きました。
素晴らしいことだと思います。また自分の取り組んでいることにとても努力します。
毎日毎日練習して、努力し続けることはドイツ人にはない素晴らしいことだと思います。
反対に日本人は、初対面の外国人に対して話しかけてきません。大学の剣道部に入った時も、
始めは誰も私に話しかけてきませんでした。今は友だちが出来ましたが、日本人と友だちになろうと
思えば時間がかかります。気を使っているんですね。

Q:今後の夢や目標を教えてください。
 私の夢は大学の先生になることです。私の周りにはとても賢くてやさしい先生がいます。
たまに一緒に居酒屋に行くこともあるぐらい親しくしてくれ、わからない事をとてもわかりやすく
教えてくれます。そんな先生のようになりたいです。日本の歴史も大好きなので、もっと日本の
歴史を研究したいと思います。



掲載:2012/4/1

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