人と人との繋がりで芽生える心 |
致しました。前任者の遠藤満信氏は当協会がNPOとして設立 以来、 永年にわたり協会発展の為に御尽力を賜りました。 心より厚く御礼を申し上げます。前任者に引き続き、皆様方の 御理解と御支援の程、心よりお願い申し上げます。 さて昨年を振り返りますと、国の内外において想像を超えた 自然災害が数多く発生しました。中でも東日本大震災においては、 津波による被害と原発による放射能汚染が重なり、非常に深刻で 壊滅的な被害を受けました。被災地の皆様が一日も早く通常の 生活に戻れるよう、ICFAでは義援金活動や現地でのボランティア 活動に取り組みました。活動する中でICFAとご縁のある在日の 外国の方々から、多くの支援や励ましの言葉が寄せられました。携わったメンバー達は、言葉や 文化、宗教の違いを超えた国際的な支援を目の当たりにし、同じ人間として助け合うことの大切さ を再認識させて頂きました。私自身もICFAの活動は、国や民族を超えた助け合いの場であり、大変 重要な責任と役割を担っていることを身に染みて感じた次第であります。過去にも、今回のような 天災は多々ありましたが、その都度お互いが助け合い、幾度も困難を乗り越えてきました。 言い換えればこの様な現象を通して、私達はお互いに助け合う意識を持ち、社会の中でこのことを 実践してきた訳であります。 現在ICFAでは、定期的に行われている、ピースクラブや市民講座、セミナーなどの活動を通して 平和への相互理解の大切さを多くの人と共有しています。参加者からは「相手の文化や習慣を 知ることは、 私達の知識を豊かにし、コミュニケーションを通じて、相手の性格を知り、そして 価値観に違いがある事に気づきます。この価値観を主張しすぎることが争いのきっかけとなって いるのではないか・・・」などの声が寄せられています。 この気づ きこそが交流の意義ではないでしょうか。 また小学生を対象とした国際理解教育活動 では、子ども達は外国の方々と交流し、お互いの文化・習慣の違いを知り、新しい感覚に興味を 抱くきっかけとなっています。 ICFAではこれからも多くの人々と手を携えながら、相互理解と意識高揚の場を創造できるよう、 役員理事並びにスタッフ一同、 精一杯取り組んでまいります。 |
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ピースクラブ、グローバル教室、セミナー、国際理解教育などの活動を通じて、相互理解の大切さを共有し、 平和意識を高めるための場を創造して参ります |
掲載:2012/4/1 |