チャレンジ 〜可能性は誰にでもある〜 ふれあいセミナー開催 |
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ICFA国際文化友好協会では、 「人と人とをつなぎ、国と国をつな ぐ」を活動趣旨として、 各関係機関 と協力して様々な文化事業を展開しています。その中、出会った方々と相互理解を 深め合いながら、新しい見方・考え方を学び合い、お互いの意識の高揚を目指しています。 7月16日(月)に岐阜大学の講堂におきまして、33回目となる「ふれあいセミナー」を開催しました。 今回は「チャレンジ〜可能性はだれにでもある〜」をテーマに、世界空手選手権4連覇を達成された 若井 敦子さんによる講演と岐阜大学で学ぶ留学生によるパネルディスカッションを行いました。 講演の中で若井さんは「空手を 通じて、いかにして勝つかということではなく、いかにして生きる のかということを学びました」 「日本では適齢期という言葉はいいように使われませんが、海外では 違います。夢や目標に向かってチャレンジすることは、年齢や性別に関係なく、自分が何かに気付き 行動を起こした時こそ、本当の適齢期です」と語ってくれました。 参加者は、世界空手道選手権で前人未到の4連覇を達成するまでの道中で味わった挫折や 障害、様々な出会い、それらを通じて学んだことや、目標を定めることによって、環境に対する 受け止め方が変わり、どんなことも達成できるなど、ご自身の体験を台としたお話に聞き入って いました。 パネルディスカッションでは、 岐阜大学で学ぶバングラデシュと中国からの2名の留学生を迎え、 来日して感じた日本の印象やご自身がチャレンジされていること、将来の夢などを語ってもらい ました。国を超えて様々な分野で 活躍される方々の貴重なお話は、 新しい見方や考え方を学ぶ きっかけとなりました。 今後もICFA国際文化友好協会では、定期的にふれあいセミナーを開催して いきます。ご期待下さい。 ※ 講師 若井敦子さん 岐阜県出身 全日本空手道連盟公認5段 日本体育協会公認コーチ 4歳の頃、交通事故で重傷を負い、後遺症を克服するためのリハビリテーションとして、 小学校1年生から剛柔流空手道を学ぶ。 2004年「第17回世界空手道選手権メキシコ大会」にて 前人未到の4連覇を達成。ギネス世界記録として認定される。 2005年「第7回ワールドゲームズ ドイツ大会」の3連覇を達成 し競技を引退。現在、地元のTVやラジオに出演し、イベント等でも 活躍中。 |
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第33回 ふれあいセミナー留学生の発表 |
買い物に行ったときの店員の笑顔と挨拶、 公務員の手続きの早さと仕事に対する責任感 など、私の国には無いものです。私は将来、 日本に関係した仕事に就きたいと思います。 その為に、もっともっと日本語の能力を 高めて いきたいです。目標は大きすぎてもいけません。 まず自分の能力を知った上で、目標を設定する ことが重要だと思います」 ジャヒル・ライハンさん (バングラデシュ出身) |
人に迷惑をかけない様に気を使う姿勢が 素晴らしいと思います。大学の先生は実験が 終わった後、次に使う人のために実験装置など をキチンと片付けていました。私はその姿に 感動しました。大学3年生の時、日本への留学を 決め、約10ヶ月間、日本語を勉強して日本語 検定2級に受かりました。本当に苦労しましたが、 その時感じたことは、やれば必ずできるということ です。皆さんもできます」 周波 (シュウ・ハ)さん(中国出身) |
参加者の感想 「僕は部活動で水泳をやっていますが、人と比べて落ち込むのではなく、目標を決めて、昔の自分 と比べながら前進していくことが大切なんだと思いました」 「留学生の方からも若井さんからも、共に強い意志を感じました。目標を立てて、自分なりに努力する ことで自分自身の身も心も強くなれるということが分かりました」 「留学生の方から、日本人をどう見ているのかを具体的に聞かせてもらい勉強になりました。 彼らの将来性を感じました。また、私は適齢期に対してマイナスの印象を持っていましたが、 若井さんの講演で、適齢期は年齢に関係なく、その人が気付いて行動を起こした時だということを 学ばせていただきました」 「どのようにして生きるか、とても印象に残りました。たえず、自分の心と向かい合って進んでいき たいです。これまでの自分を振り返ることができました」 「今日の話はとても感動しました。今の自分に力強く響きました」 |
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掲載:2012/10/1 |