ICFA ふれあいセミナー開催報告(岐阜県)
 11月12日(土)ICFA国際文化友好協会・岐阜県メンバーは岐阜県立図書館で
第32回ふれあいセミナーを開催しました。当日は約100名の参加者があり、中学校教師の
岸周吾先生による「人との出会い、言葉との出会い」と題しての講演と2名の岐阜大学留学生による
パネルディスカッションを行いました。
講演では、岸周吾先生の実体験をもとに、出会った外国人の写真と言葉をスライドで映しながら
「出会い」の大切さ、そしてそれを素晴らしいものにするのは自分自身の感じ方、受け止め方次第
だということを、お話ししてくれました。また、本を出版する過程での様々なエピソードを通じて、
自分に正直にあるがままに熱意をもって生きるからこそ「出会い」の大切さに気付く事ができ、
その熱意は周りに伝わっていく事など、経験からつかんだお話しは、参加者一人一人の心に
響きました。
32回目となったふれあいセミナー。
今回は「出会い」をテーマに開催しました。
講演やディス カッションの他に健康ストレッチなども
あり、充実した内容となりました。
人との出会い、言葉との出会いについて講演をする
岸周吾先生
岸周吾先生:中学校社会科教諭。
大学卒業後、語学留学を通じて様々な外国人と
共同生活を送る中で、日本文化や日本人の
心に興味を持つ様になりました。
帰国後、350人の外国人にインタビューを行い
『外国人から見たニッポン』を出版されました。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)
 国際交流では、岐阜大学で学ぶベトナム出身のグィエン・ティエ ン・ドンさんと中国出身の
ヨウ・ セイブンさんの2名の留学生を迎え、パネルディスカッション形式で外国人から見た
日本の印象などを語ってもらいました。
「日本に来てビックリした事は、無人販売「青空市」があるという事です。お金を箱の中に入れて
買っていく。金品等が盗まれない事に驚きました」
「日本人は礼儀正しく人の立場から考えて行動していて、思いやりがあると思います」など、
楽しく日本の印象をお話ししてくれました。
講演や異文化交流などを通して、新しい見方、考え方を学ぶ有意義なセミナーとなりました。
日本の印象について楽しく語ってくれた
ドンさん(中央)とヨウさん(右)
参加者も普段聞くことのない講演や留学生の話に
真剣に耳を傾けていました。
参加者の声
「外国人というだけで、先入観で人を見てはいけないと思いました」
「最近、心が少しつかれて前に進めなくなってきていて、一人ぼっちでずっと誰かに
話しかけられるのを待っていたけど、それではダメだって今日思いました。私の心に何か響きました」
「常日頃の忙殺される生活から、自分を見つめ直す時間がなく、
改めて色々振り返る時間を持つことができ、リフレッシュできました。」
「日本で生きている事や当たり前のように生活している事。 その事を自分の中で
もっと感じていきたいと思いました」
「50歳過ぎても、これからの素敵な出会いを大切に生きていきます」



掲載:2011/12/1

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