"I Love Japan" 日本語が喋れるとかっこいい |
さて今回は、イギリス・チェスター出身のウィリアム・カレンさ んにインタビューさせていただきました。現在イギリスのシェフ ィールド大学に在学中で、他に言語を学んでみたいという向上心から、日本への留学を決めました。日本を選んだ理由に「イギリスからとても離れている」「文化や料理が全く違う」「日本語が喋れるとかっこいい」そんなチャレンジ精神たっぷりのウィリアムさんの留学中に感じたエピソードをご紹介させていただきます。 |
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● ウィリアム・カレン さん ●
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Q:日本での生活はどうですか? 日本人は本当にみんなやさしくて、いつも助けてくれます。来日してすぐに、岡山大学の学生がボランティ アで携帯電話や食材の買い出しなどをサポートしてくれて、とても助かりました。自動販売機はとても便利ですね。日本は種類も豊富でホットのジュースがあるのには驚きました。イギリスでは種類も少なく、ホットは ありません。日本語で敬語や丁寧語を少し勉強しましたが、とても使い方が難しいです。 Q:カルチャーショックのようなものはありましたか? 日本人はよくお辞儀や挨拶をすることに驚きましたが、お店に入った時、店員さんがいきなり大きな声で 「いらっしゃいませ~」と叫んだのには、ビックリしました。イギリスではお客さんには挨拶しませんし、もし店員がそんな大声で叫んだらクビになりますよ。 Q:日本の食事はどうですか? 日本の生活にも慣れてきて、お刺身が食べられる様になりました。それまでは生だから怖くてちょっとしか 食べれませんでした。最近はご飯を自分で作るようにしています。味噌汁、オムライス、牛丼、卵焼きなどを作っています。味噌汁はインターネットで調べたり、友達に手伝ってもらいながら作りました。初めはおいしくありませんでしたが、今はとてもおいしくできる様になりました。あとは、肉じゃがも作れるようになりました。日本で結婚できますね(笑)。 Q:日本の伝統文化について何か感じましたか? 交換留学生は茶道、習字、備前焼、和太鼓、茶摘みなど様々な日本の伝統文化を体験できるプログラムがあります。私もいくつか体験しましたが、日本の伝統文化はもっともっと奥が深いものだと思っています。でも、とても良い経験になりました。今日はこれから剣道部の友達からの誘いで、剣道の練習に参加します。竹刀も準備しましたよ。 Q:今後の夢や目標はありますか? 大学では化学を勉強していて、イギリスに戻ったら博士課程に進み、研究を続けていきたいです。日本での就職は考えていません。というのは、今、日本人の友達が就職活動をしていて、色々な会社の試験や面接や説明会を受けていて、とても大変そうだからです。イギリスでは履歴書を一枚書いて、面接をして就職が決まります。日本で就職は考えていませんが、日本で学んだことを活かして、イギリスで日本との架け橋になれればと思います。 |
掲載:2011/6/22 |