東日本大震災発生から3ヶ月半余りが経過しました。その間に多くの尊い命が失われ、更に多くの方々 が今尚避難生活を余儀なくされております。犠牲者の方々に衷心より哀悼の意を表すと共に、全ての方々
に心よりお見舞いを申し上げます。 被災者の方々は、巨大地震やそれに伴う津波、又原発事故による放射能漏れ等、いまだかつてどこの国も経験したことのない悲惨な三重苦の被害に遭われ翻弄されました。しかしこの様な苛酷な状況の中にあっても、社会的秩序を保って互いに助け・支え合い、他人への思いやりや感謝の言葉を忘れない人々の姿に、世界中から称賛の声が寄せられました。又日本人が持っている美徳を世界の人々に大きく発信しました。「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする“人間の連帯”が今も存在している」(ロシアのタス通信)、
「日本人は秩序を守り、他人を助けることが自分を助けることになると知っている」(韓国の聯合ニュー ス)、「日本人の精神から学ぶべきものがある」(ニューヨーク・タイム
ズ)と報道されたのでした。 他人の境遇や悲しみを自分のことのように感じ、何かしなければと、 多くの人が日本国内はもとより世界各地で様々な行動を起こしてくれました。忘れかけていた「思いやり」の心を日本や世界の人々に呼び起こしてくれたように思います。国際文化友好協会ではこの震災からの復興経験が、平和な世界を築いていく上で少しでも活かされていくことを願い、これからの国際理解活動に取り組んで参りた
いと思います。 |