世界9ヵ国の留学生が集う  2005 ICFA国際青年交流 in 北京

▲中国語教育の最高学府である北京語言大学の会議室にてICFA国際青年交流のディスカッションを開催
10月15日、世界9カ国21名の留学生と共に、万里の長城(慕田峪)の視察を楽しんだ後、北京語言大学において「次の世代に自分たちが残したいもの」というテーマで、ディスカッションを展開。各自の思いを絵に描いたものをもとに説明し、平和、愛、家族等多くのテーマが出されました。
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▲少年時代の戦争の悲惨さを語り、平和の尊さを訴えるアフリカ・ブルンジから来た留学生のパスカルさん
愛と平和を支えるもの
 私は、物心がついた時から、母国では内戦が勃発し、生きるために毎日が逃げ回る生活の繰り返しでした。もうこんなことはしたくありません。今、時を経て、私が心から思うことは、愛と平和の大切さを人間一人ひとりが自覚し、お互いが支え合うことだと思います。この絵の意味は、お酒を溜める大きなポットに「愛と平和」をいれて、4つのストロー(4つの人種)を入れ、みんな仲良く、平等に飲みましょう。そして大きなポットを支えるのは、私達人間一人ひとりなのです。 ブルンジ留学生 
▲今回の交流の喜びを語るラオス系アメリカ人のヤングさん
世界的なチームワークを
 私はチームワークが大切だと思います。この間のインドネシア地震の時、いろんな国の人が協力して助け合いました。そういうチームワークがとても大事だと思います。大学へ来てから、ふだんの生活では、少人数での付き合いしかありませんでしたが、今回の交流会で、こんなにたくさんの国の人が集まり、親しくなれて本当に嬉しいです。 アメリカ留学生
▲平和の大切さを訴えたレナさん
皮膚の色の違いを超えて
 アフリカ、アジア、ヨーロッ パ、南北アメリカ、オセアニア のみんなで平和を守ろうと思い、 この絵を描きました。人間が人 間を殺すのはいけないことだと 思う。私は皮膚の色や人種の違 いを超えて理解しあうことが世 界平和のために大切だと思いま す。
ウクライナ留学生 
▲今年9月ロシアから来たばかりのジョージさん
世界で一番美しいもの
 私は世界で一番美しいものを描 きました。それは子どもたちの 笑顔です。未来の子どもたちの 笑顔を守るために、民族同士が お互いにルールを守ることが大 切だと思います。ルールがある から、楽しく食事をすることや、 遊ぶことができると思います。
ロシア留学生
▲得意の英語も使いながら話す尹虹妹さん
平和を守るために
 私は愛と友情を描きました。平 和を守るためには、愛と友情が ないといけないと思います。愛 があれば友達にも優しくできるし、他の国の人にも優しくでき る。愛があれば、世界が平和に なると思います。だからすばら しい綺麗な世界を作りましょう。 中国・北京語言大学本科生
▲昨年に引続き参加したミカエルさん
お互いの宗教を理解しよう
 お互いに理解すれば平和になり ます。様々な宗教があるが、そ れぞれがお互いの宗教を理解す ることにより、平和になると思 います。そして次の世代に残し たいもの、それはルーマニアの 王様の物語にあるようにルーマ ニア人の持つ「勇気と正義」を ルーマニアの文化として子ども たちに伝えたいと思います。 ルーマニア留学生
▲初めての国際交流で多くのことを学んだ岸田英利佳さん
交流を続けて
 今日のように色々な国の人と交 流することで、多くのパワーを 貰うことができ、また自分もパ ワーをあげることで、自分自身 が元気になれたのが嬉しいです。 世界中の人達がお互いに助け合 ったりすることで世界平和に繋 がると思います。そして今私に できることは、様々な国の人と たくさん交流をして、国と国と の交流を繋げていきたいと思い ます。 ICFA国際青年交流訪中団員(兵庫)
▲家族を自国に残し国費留学生として勉強しているジョイスさん
家族愛の大切さ
  私は子どもをフィリピンに残し て一人で留学のために中国に来 ています。時々寂しいです。だ から今回の出会いに感謝してい ます。私は家族愛の大切さを伝 えたいと思います。 フィリピン留学生
▲思い出の万里の長城(慕田峪)

掲載:2005/1/13

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