一人一人の小さな願いが国境や民族を越えて伝播する
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国際文化友好協会ICFAでは「平和交流」というものを次のように考えています。まず、平和交流の基盤となるものは、国や民族を越えてあくまで「個人の人間性を高めること」にあると思います。この人間性の高揚という基盤に立って初めて、人類の平和とか幸福とかに貢献出来る人材が育ってくると確信しているのです。一人ひとりの人間性の如何によっては、充実した交流(ひいては、それが世界の繁栄)にもなるし、形式的な交流(ひいては世界の荒廃)にもなりかねないと考えるからです。 ICFAでは「国際青年交流」を年間活動計画に位置づけ、毎年、中国北京市において開催してきました。これは海外平和交流の一環として、また青少年育成活動の一助としての位置づけのもと、豊かな人間性を培うことを意図した活動です。日本では交流する機会もあまりないアフリカの国々を始めとして、中近東やヨーロッパ、アジア、アメリカなど、実に様々な国々からの留学生が、参加しています。自国内での貧困、戦争、宗教的対立などの諸問題を抱えながら参加しており、その中で、世界の平和や幸福について、真剣に考え、話し合われています。昨年は、10月に開催しました。これまでの交流を通じて、次代を担う世界の多くの若人たちが、世界平和のために「どのような人的交流が出来るのか、どんな社会貢献が出来るのか」を模索していることに気付かされました。そして、同じ地球市民としての「相互理解と友好信頼、相互扶助」を構築していくための強い絆を求めていることも確認させられました。 国際文化友好協会では、夢と希望に満ちた21世紀にするために、お互い人間同士が、同じ地球人としてこの世に生まれたことを共に喜びあえる世界を願い、その実現に向けて、今後もグロ ーバルな活動を継続して参りたいと思います。 今年も、平和を願う皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 一人はみんなの為に、みんなは一人の為に 国際文化友好協会 掲載:2005/12/29 |