出会い・語らい・集いの場を創造して
  第33回 ピースクラブ開催  ICFA日本本部


▲インドネシアのタリさん(右)は、ピースクラブではいつもリーダー的な存在で、仲間からも強く信頼されていました。
▲この日一等賞を貰い、満面の笑みを浮かべる中国の李さん。
▲「将来は、老人ホーム等への慰問もして、社会貢献したい」夢と希望を抱いて取り組んでいる、二胡教室の周先生(左)と生徒の皆さん。
    ピースクラブも、この2月で33回目を迎えました。これまでに参加した、中国・インドネシア・ブラジル・バングラデシュ・アメリカ等多くの在日外国人の方々は、職業研修や留学を終えて、半数は帰国しておりますが、ピースクラブとの出会いを通じて「平和への尊さ」や「助け合いの精神」を学んで帰国されました。
 その中で、帰国したインドネシア人のタリさんへ「スマトラ沖地震」についてのメールを送りました。すると「心配してくれて本当に有難う。すごく嬉しい」と返事がありました。タリさんの住所はスマトラではありませんが、自分の母国の事を心配してくれる心が、相手を勇気づけ、助ける事が出来るのだと実感した時、ピースクラブのメンバーたちは、帰国した会員との繋がりを大切にしなければならない事を再確認しました。
 当日は、スマトラ沖地震で被害を被った人々の一日でも早い復興を願い、平和の祈りを全員で捧げることから始まりました。そして、相互理解の一環として、日本文化の一つでもある書初(かきぞめ)を体験してもらいました。墨と筆で、大きな字でひらがなの「わ」を書きました。ひらがなは日本独特の文字で、言葉の意味を幅広く伝える事が出来、又、この「わ」は「平和・調和・友達の輪」全てに当てはまることを説明すると「日本のひらがな文化は奥が深く、とても素晴らしい」と共感してくれました。共感する心は理解する心、それが平和への源になるのだと実感しました。
 ピースクラブの定例活動にもなっている「二胡教室」も「音楽を通じて、沢山の人に幸せを伝えたい。そしていつかは老人ホーム等へ慰問が出来る様に頑張りたい」と、講師の周世辛先生も全力を注いでおります。
 この様に、国際色豊かに世界の人々と、出会い・語らい・集いの場を創造して、平和な社会を夢見ながら、今以上に発展していきたいと思います。
 (ICFA日本本部 事務局)

掲載:2005/4/8

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